uehara1964’s blog

一級建築士を目指して〜

一級建築士 記述 第41回〜

■諸室のその位置とした理由及び動線計画

・地域交流室は、エントランスホールに隣接して配置し、施設利用者が利用しやすい計画とするとともに、外部から直接アプローチできる出入口を設け、地域住民も気軽に利用しやすいよう配慮した。北側道路に面して間口を広く計画し、外部からの視認性を高めることで、地域に開かれた施設となるよう配慮した。また、出入口前に人溜りスペースを設け、多人数が利用する動線に配慮した。

・交流室は、日照及び景観に配慮し、南側公園に面する計画とすることで、明るく開放的な空間とした。エントランスホールに面して2箇所の出入口を設けるとともに、利用者用のエレベーターに近接した位置に計画することで、居住部門及び居宅サービス部門の施設利用者がアクセスしやすい動線計画となるよう配慮した。

・サービスステーションは、施設利用者用のエレベーターに隣接して配置し、利用者の出入をチェックできるようにした。居住施設部門の中央部に配置することで、各室への介護動線が短くなるように配慮した。

・個室は日照及び解放性に配慮し、南側病院及び北側道路に面して計画した。南側は法的採光を考慮し、十分な離隔距離を確保した。

・廊下は回遊型とし、2箇所の階段をバランス良く配置することで、利便性及び介護の効率性を考慮するとともに、明快な動線計画とした。

・浴室はデイルームに隣接して配置し、介護のしやすさに配慮した。居住施設部門の入居者も利用することから、エレベーターから機械浴室へ至る廊下の幅員はゆとりのある計画とし、ストレッチャー等での移動に配慮した。