uehara1964’s blog

一級建築士を目指して〜

記述【構造】

一級建築士 記述 第13回〜

■コンクリートの長寿命化対策 ・建築物の長期使用を目的に、水セメント比50%以下の高強度コンクリートを採用することで、コンクリートの中性化速度を遅らせ、耐久性を高める計画とした。 ・コンクリートの各構造部位では、約30〜70mm程度の十分なかぶり厚さ…

一級建築士 記述 第12回〜

■免震構造 ・建物の変位を安全に吸収できるよう、免震材料は積層ゴム支承(鉛ダンパー入り)とし、地震時の変位に配慮して、外周部には600mm以上のクリアランスを確保した。外構スペースを有効利用するため、エキスパンションジョイントは段差のない金物を採…

一級建築士 記述 第11回〜

■傾斜路の構造計画 ・1/12勾配の屋内傾斜路については、使用時の安全性等を考慮し、床面の躯体は耐久性の高いコンクリートスラブで計画した。傾斜面となるスラブの構造は、スパン内で複数のレベル差が生じる為、折り返し傾斜路の両外側に基礎梁を配置し、そ…

一級建築士 記述 第10回〜

■勾配屋根の構造計画 (無柱) ・勾配屋根は2/10勾配の切妻屋根で計画し、棟部分をラーメン架構と合わせることで、切妻の傾斜スラブを安全に支持するとともに、建築物全体のラーメン架構の安定性に配慮した。ホール上部屋根のプレストレストコンクリートの大…

一級建築士 記述 第9回〜

■屋上庭園の構造計画 □梁断面・スラブ位置・厚さ ・客土の深さを考慮し、スラブのレベルは2FL-700mm、厚さ200mmとした。小梁は1スパンに2箇所計画した。 □バリアフリー ・屋内と段差のない床レベルとするため、客土範囲以外の部分は鋼製束によるウッドデッキ…

一級建築士 記述 第8回〜

■採用した計算ルート(ルート3) ・ラーメン構造の靭性に期待する靭性型設計とし、脆性破壊の防止を重視した。鉄筋コンクリート造の腰壁、垂れ壁等の雑壁と柱際に適切な構造スリットを設けることで、短柱等のせん断破壊を防止し、平面計画上の偏心も抑える計…

一級建築士 記述 第7回〜

■耐震計画 ・公共性が高い施設であることから、建築物の耐用年数中に震度6強から7程度の大地震が発生した場合に、構造体の大きな補修をすることなく、建築物を継続使用できることを目標とし、構造計算に用いる地震力を1.25倍程度割り増す設定とした。 Ⅰ類 1.…

一級建築士 記述 第6回〜

■地階の構造計画 ・地下1階の土に接する外壁は、土圧や地下水位以深の水圧に対しても十分に対応できるように、コンクリート厚さを250mmで計画した。また、防水措置を図るとともに、建物内部を2重壁とすることで浸水した場合の対策を講じた。地下1階の範囲は…

一級建築士 記述 第5回〜

■大空間の構造計画 ・無柱空間とするため、大スパンの大梁にはプレストレストコンクリート梁を採用し、過大なたわみやひび割れの発生を抑制した。 ・プレストレストコンクリート梁を支持する柱は、長スパンの応力を安全に伝達できるように他の柱よりもサイズ…

一級建築士 記述 第4回〜

■吹抜けの構造計画 (端部に配置) ・吹抜け周囲は大梁のみで構成し、スパン割りに合わせた計画とすることで、小梁や片持ち部材を用いないシンプルな部材配置となるように計画した。 ・スラブの接しない南側外周部の大梁については、一般の大梁より梁幅をサ…

一級建築士 記述 第3回〜

■小梁及びスラブの配置計画、寸法 ・スラブはたわみや振動を抑制できるように、厚さを200mmとし、荷重を安全に伝達できるように、周囲に梁を配置した4辺固定スラブとして計画した。 ・小梁はスラブの短辺方向長さが4m以内となるよう配置し、スラブに過度な負…

一級建築士 記述 第2回〜

■基礎構造 ・基礎構造は、地盤が良好であることから直接基礎を採用し、基礎形式は不同沈下に対して安定性の高い、地下ピットを消化水槽として活用できるベタ基礎を採用した。 ・基礎の根入れ深さは、N値40の砂礫層の支持層に確実に到達できるよう、また5階建…

一級建築士 記述 第1回〜

■構造種別、架構形式、スパン割り、寸法 ・構造種別は、建築物の規模・用途を勘案し、耐震性、耐火性、遮音性、気密性に優れた鉄筋コンクリート造を採用した。 ・架構形式は、平面計画の自由度が高く、靭性能力に優れたラーメン架構を採用した。 ・スパン割…