■勾配屋根の構造計画
(無柱)
・勾配屋根は2/10勾配の切妻屋根で計画し、棟部分をラーメン架構と合わせることで、切妻の傾斜スラブを安全に支持するとともに、建築物全体のラーメン架構の安定性に配慮した。ホール上部屋根のプレストレストコンクリートの大梁は、傾斜面とならないY方向14mスパンに配置し、傾斜面に小梁を配置することで長スパン架構の安全性に配慮した。
(有柱)
・4スパンを南北に下る勾配屋根とすることで、小屋の柱高さを抑えて構造の安定性に配慮した。勾配の頂部は、柱位置となるように設定するとともに、南北同一勾配とすることで、左右対称の安定したラーメン架構となるよう配慮した。