uehara1964’s blog

一級建築士を目指して〜

一級建築士 記述 第14回〜

■設備機器の防災計画(機能維持)

□振動しない機器(キュービクル、受水槽、ボイラー等)

・振動しない設備機器は、架台部分を躯体と一体化した基礎に堅固に固定し、地震時の機器の転倒防止を図った。

f:id:uehara1964:20220305152541j:image

□振動する機器(屋外機、ポンプ等)

・振動する設備機器は、防振架台にて設置するとともに、耐震ストッパーを用いて地震時の機器の転倒防止を図った。

f:id:uehara1964:20220305152553j:image

□落下防止が必要な機器

・天井に設置する設備機器は、地震時の落下防止対策のため、躯体に緊結し、振れ止めに斜めワイヤーをかけるとともに、天井材とはリアランスを設ける計画とした。

f:id:uehara1964:20220305152631j:image

□停電

・電力のバックアップシステムとして、屋上に自家発電設備及び太陽光発電パネルを設置することで、停電時の補助電力として照明等に利用する計画とした。

蓄電池設備は、自家発電設備と連携させて、非常用照明の点灯のほか、生命に関わる吸引機等の機能維持に利用する計画とした。

□断水

・断水への対応策として、受水槽には緊急遮断弁を設け、採水用の蛇口を設けることで生活用水を確保できる計画とした。

・断水への対応策として、地下ピット内雨水貯留槽を設け、断水時のトイレ洗浄水に使用できる計画とした。

□設備の損傷防止

・設備機器は耐震性の高い架台に設置することで転倒及び落下防止を図った。設備機器やポンプ等の各種配管についてはフレキシブル継手を採用することで損傷防止を図った。

f:id:uehara1964:20220305152938j:image