一級建築士 記述 第34回〜

■建物の配置及びアプローチ計画

・敷地北側に車寄せ及び利用者用の駐車場を計画し、建築物を南側に寄せることで、主要道路側に圧迫感を与えない配置計画とし、車寄せ及び車椅子使用者用駐車場から主出入口までの経路は極力短くし、歩行者専用通用を設けることで車路との交差のな計画とした。北側主要道路の中央部に主出入口を設けることで外部から視認しやすい計画とした。

・2階南側の住戸に十分な採光と日照を確保するため、敷地南側は6mの離隔距離を設け、そのスペースに東側道路からアクセスする駐車場を計画することで、敷地を有効に活用する配置位置計画とした。敷地東側は道路から6mセットバックすることで、道路高さ制限に適合させるとともに、2階の東側住戸に十分な採光を確保し、子供広場の解放性も確保できる計画とした。

・住宅部門の出入口は北東側に設け、敷地北側の公共駐車場からもアプローチしやすいよう配慮した。商業施設部門のエントランスホール及びカフェへのアプローチは、商業施設の立ち並ぶ東側道路からとすることで、駅前通りの活性化を図った。通用口は西側道路からとし、施設利用者のアプローチ動線が、居住者及び施設利用者と交錯しないよう配慮した。