uehara1964’s blog

一級建築士を目指して〜

一級建築士 記述 第32回〜

バリアフリー

□出入口

・主出入口は、幅120cm以上、個室の出入口は90cm以上、便所の出入口は80cm以上とすることで、車椅子利用者が建物や各室へ円滑に出入りできるよう配慮した。

□廊下

・廊下は有効幅180cm以上を確保することで、車椅子がすれ違う際にも円滑な移動ができるように配慮した。床材には滑りにくい床材を採用することで、車椅子使用者の安全な移動に配慮した。

f:id:uehara1964:20220308204054j:image

□便所

・各階に設けたオストメイト対応の多機能便所は、車椅子が回転できる寸法(直径150cm)を確保し、出入口の扉は容易に開閉できるように、自動開閉式の引き戸とし、開口部の幅は有効で80cm以上を確保することで、車椅子利用者の利便性に配慮した。また、固定式(L型)及び可動式の手摺を設置することで利用しやすく介助もしやすい計画とした。

f:id:uehara1964:20220307213404j:image

□敷地内通路

・北側道路及び車椅子使用者駐車場から主出入口までの通路は、有効幅180cm以上確保し、車椅子の円滑な移動に配慮した。通路は平滑な粗面仕上げとし、施設利用者の安全な移動に配慮した。

□駐車場

・車椅子使用者の駐車場は、2台まとめて主出入口に近接する位置に計画するとともに、駐車場の幅は3.5m以上を確保した。

□階段

・日常利用する階段については、幅140cm以上、蹴上16cm以下、踏面30cm以上で計画するとともに、床には滑りにくい素材を採用した。

f:id:uehara1964:20220308204115j:image

□居室

・出入口の有効幅は1.2m以上とし、ストレッチャーによる搬入が可能な寸法とした。通路の有効幅は1.3mとし、車椅子使用者が移動しやすい寸法とした。ベッド、洗面台及び収納に面して車椅子回転スペースを設け、利用しやすい計画とした。

f:id:uehara1964:20220311201427j:image

□洗面所

・洗面所の洗面台は車椅子使用者が車椅子の乗った状態で利用しやすいように、カウンターの高さを75cmで計画し、洗面器の下部に足が入るスペースを確保した。鏡の下端は可能な限り低くするとともに、温水式自動水栓を採用することで、利便性と快適性に配慮した。

f:id:uehara1964:20220311201854j:image