uehara1964’s blog

一級建築士を目指して〜

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

一級建築士 記述 第15回〜

■設備機器の搬出入及び更新 □受変電設備、非常用発電設備 ・屋上にまとめて設置し、周囲に十分なスペースを確保するとともに、管理部門の階段を塔屋まで立ち上げることで維持管理が容易な計画とした。更新時に南側道路からクレーンにより吊り込みやすい配置…

一級建築士 記述 第14回〜

■設備機器の防災計画(機能維持) □振動しない機器(キュービクル、受水槽、ボイラー等) ・振動しない設備機器は、架台部分を躯体と一体化した基礎に堅固に固定し、地震時の機器の転倒防止を図った。 □振動する機器(屋外機、ポンプ等) ・振動する設備機器…

一級建築士 記述 第13回〜

■コンクリートの長寿命化対策 ・建築物の長期使用を目的に、水セメント比50%以下の高強度コンクリートを採用することで、コンクリートの中性化速度を遅らせ、耐久性を高める計画とした。 ・コンクリートの各構造部位では、約30〜70mm程度の十分なかぶり厚さ…

一級建築士 記述 第12回〜

■免震構造 ・建物の変位を安全に吸収できるよう、免震材料は積層ゴム支承(鉛ダンパー入り)とし、地震時の変位に配慮して、外周部には600mm以上のクリアランスを確保した。外構スペースを有効利用するため、エキスパンションジョイントは段差のない金物を採…

一級建築士 記述 第11回〜

■傾斜路の構造計画 ・1/12勾配の屋内傾斜路については、使用時の安全性等を考慮し、床面の躯体は耐久性の高いコンクリートスラブで計画した。傾斜面となるスラブの構造は、スパン内で複数のレベル差が生じる為、折り返し傾斜路の両外側に基礎梁を配置し、そ…

一級建築士 記述 第10回〜

■勾配屋根の構造計画 (無柱) ・勾配屋根は2/10勾配の切妻屋根で計画し、棟部分をラーメン架構と合わせることで、切妻の傾斜スラブを安全に支持するとともに、建築物全体のラーメン架構の安定性に配慮した。ホール上部屋根のプレストレストコンクリートの大…

一級建築士 記述 第9回〜

■屋上庭園の構造計画 □梁断面・スラブ位置・厚さ ・客土の深さを考慮し、スラブのレベルは2FL-700mm、厚さ200mmとした。小梁は1スパンに2箇所計画した。 □バリアフリー ・屋内と段差のない床レベルとするため、客土範囲以外の部分は鋼製束によるウッドデッキ…

一級建築士 記述 第8回〜

■採用した計算ルート(ルート3) ・ラーメン構造の靭性に期待する靭性型設計とし、脆性破壊の防止を重視した。鉄筋コンクリート造の腰壁、垂れ壁等の雑壁と柱際に適切な構造スリットを設けることで、短柱等のせん断破壊を防止し、平面計画上の偏心も抑える計…

一級建築士 記述 第7回〜

■耐震計画 ・公共性が高い施設であることから、建築物の耐用年数中に震度6強から7程度の大地震が発生した場合に、構造体の大きな補修をすることなく、建築物を継続使用できることを目標とし、構造計算に用いる地震力を1.25倍程度割り増す設定とした。 Ⅰ類 1.…

一級建築士 記述 第6回〜

■地階の構造計画 ・地下1階の土に接する外壁は、土圧や地下水位以深の水圧に対しても十分に対応できるように、コンクリート厚さを250mmで計画した。また、防水措置を図るとともに、建物内部を2重壁とすることで浸水した場合の対策を講じた。地下1階の範囲は…

一級建築士 記述 第5回〜

■大空間の構造計画 ・無柱空間とするため、大スパンの大梁にはプレストレストコンクリート梁を採用し、過大なたわみやひび割れの発生を抑制した。 ・プレストレストコンクリート梁を支持する柱は、長スパンの応力を安全に伝達できるように他の柱よりもサイズ…